
印鑑といえば、やはり苗字、あるいはフルネームといったような、自分の名前が記されているものが一般的です。
しかし、実は認印として使用する場合については、必ずしも上記のような内容の印鑑でなくても良い、ということはご存知でしょうか。
実印として作製する場合については、自分の名前と一致するようなものでなければいけませんが、そうでない場面で使用するような印鑑の場合、印鑑同士で識別を行うことになるため、別に名前である必要はありません。
例えば昨今登場して注目を集めている新しい形式の印鑑として、イラスト印鑑というものがあります。名前の通り、印影がイラストになっているというもので、名前ではありません。オーダーメイドで作製し、自分だけの印影の印鑑としているのであれば、これでも十分認印としての機能を果たす事ができるということです。
こういったイラスト印鑑の受注を請けてくれるようになっている印鑑業者も多くなっているため、独特なものを作りたいと思った場合には考えてみるのも良いでしょう。ただし、やはりビジネスシーンなどにおいてはまだまだ知られていないことも多く、使いにくい場面も多いものであることは事実です。
そのため、私用のものとして作製するのに留めておいた方がよいでしょう。